当店の納車整備 後編

さて、後半です。

フレームの下処理が終わったので、今度はホイールとサスペンションなどの部品になります。

まずホイールですが、ハブベアリングのグリスアップです。カートリッジベアリングの場合はシールを外してグリスアップします。カップアンドコーンベアリングの場合も、グリスアップし玉当たりの調整を行います。

タイヤを外しリムテープの状態を確認し、ダメな場合は交換致します。今回はチューブレステープが巻いてあったので、FORMOSAのアルミチューブレスバルブ(前後で¥2,500)を使いチューブレス化しました。

チューブレス化に伴い、イーサーティーンのシーラントを使用します。イーサーティー以外にもスタンツ、ビットリアなども取り扱っています。当店では、リムとタイヤの相性を考えて各社のシーラントを使い分けています。今回イーサーティーのシーラントを使った理由は、リムとタイヤの相性が良さそうだったのと、私がこのシーラントの匂いが好きだからと言うのもあります。

納車整備時にチューブレス化する場合、テープから巻く時は¥6,000(チューブレステープ、チューブレスバルブ込み、シーラントはサービス)です。

今回のように、すでにテープが巻いてある場合はバルブ代の¥2,500だけです。

サスペンションです。ダンパー側は、今回のサスペンションでは触りませんが、普段はダンパーオイルを交換します。スプリング側は分解グリスアップ致します。エアサスも同様です。分解と同時に、オーナー様に合わせてセッティングを行います。今回は、ロックアウトは使わないので穴は塞いでおきます。

ホイールとサスペンションが終わったので、組み上げていきます。

ハンドル回りは、オーナー様の体格に合わせて、長さ、高さをある程度決めます。最終チェックの試乗時に、さらに煮詰めます。

ブレーキはエアー抜きをし、ホイールを取り付けてからセンター出しを行います。マウントの歪があり不具合が出てしまう場合は、ブレーキマウントのフェイスカットも行います。

シフターとディレイラーを繋ぎます。

この時、シフトワイヤーをスチールワイヤーやステンレスワイヤーの物は交換します。シマノのオプティスリックに変更すると同時に、グリスアップをお行います。

チェーンを掛けて、変速調整を行います。

最後にペダルを付けて、二重に試乗チェックを行います。

今回のペダルは、ファイヤーアイのホットキャンディー(¥5,000)を使いました。樹脂ペダルでそこそこ軽く、程々に食いつきお値段が手ごろなので初期装備品としてお勧めです。

組み上げていく際は、各部ネジをグリスアップしています。

チェックが完了したら、重力技研ステッカーを貼って完成です。

今回の車体と総額

☆車体

2018 SCOTT

SCALE 730 PLUS ¥193,320(税込)

部品代 ¥21,360(税込)

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☆ヘッドセット

CANECREEK

ZeroStack ZS44-Short-TOP ¥5,460(税込)

40-ZS55-Bottom ¥6,400(税込) 

☆チューブレスバルブ

FORMOSA

アルミチューブレスバルブ ¥2,500(税込)

☆ペダル

FIREEYE

Hot Candy ¥5,000(税込)

☆オプション

保護テープ ¥2,000(税込)

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総額 ¥214,680(税込)

自転車の紹介は後程おこないたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか、当店拘りの納車整備。スタッフ全員が自転車が好きだからこそ、細かい所まで手を入れた作業を致します。

納車後の不具合、特にサスペンションなどがあります。当店ではそう言うことが起こらない様、お客様にストレス無く楽しい自転車ライフを過ごしてもらう為、全力でサポート致します。

納車後に、サスペンションの味付けを変えたとい言った仕様変更なども無料で受けたわまります。

 

15万円以下の自転車でも、シフトやブレーキのワイヤーをステンレス製のものに交換や、各部グリスアップを行います。

どこのお店で買っても納車整備は同じ、だから少しでも値引きしてもらって安い方が良いとお考えの方。

自転車は機械で乗り物です。きっちり整備してあげれば、自転車も答えてくれます。

安さよりも、品質と安心安全を考慮してみて下さい。

きっと、今以上に自転車をもっと好きになれます。

 

MTBを始めてみたい方、今の自転車に不満や疑問がある方、今よりもっと楽しく自転車に乗りたい方、どんな方でも大歓迎です。

是非一度、ご来店いただければと思います。

スタッフ一同、心よりお待ちしています。